にっぽん津々浦々 本店

アイスワインの誕生

アイスワインの誕生は今から約220年前のドイツ。予期しない霜に襲われ、収穫間近の熟したぶどうが凍ってしまい処分することに…しかし貧しい農民たちは捨てることが出来ず、凍ったわずかしか残らなかったぶどうでワインを造りました。すると、とても甘みがあり芳醇な香りのある優しい口当たりのワインが出来たのです！その後は貴族が好んで飲むようになり、「ワインの王様」「貴族のワイン」と呼ばれるまでの高級品となります。そして、より安定してアイスワインを造るためドイツのワイナリーが極寒の地カナダに移住し、栽培に適したカナダオンタリオ州のナイアガラ半島でぶどうの生産、アイスワインの醸造が始まりました。

貴重なアイスワイン

アイスワインに使うぶどうは、秋に収穫せずに、完熟した実を樹につけたまま冬の到来を待ちます。実は凍結を何度も繰り返し少しづつ水分を失い、甘みを増していきます。そして、厳冬期零下８度を下回った夜明け前に凍ったぶどうを丁寧に手摘みし、すぐに搾ります。その量はぶどう一房からスプーン一杯程度、通常のワインと比べると10分の１程度。その後4ヶ月程通常のワインの約5倍の時間を掛けて丁寧に発酵させ、ようやく黄金色に輝き、甘み・芳醇な香りのある『アイスワイン』が出来上がるのです。

バカナリア・エステート・ワイナリーのオーナー

ぶどうの品種と品種特徴

カベルネソーヴィニオンの親品種カベルネソーヴィニオンよりタンニンは少ないため、それゆえ色も淡いルビー色です。タンニンがあるので甘みのあるアイスワインを造るのが難しく、カナダアイスワイン全体の僅か5％以下しかありません。

カベルネフラン　100％

バカナリア・エステート・ワイナリー

フルーツと蜜の香りのカベルネフランアイスワイン。食前酒・食後酒としてお楽しみください。